喘息のバイオ、奏効患者には「投与間隔延長」も
OPTIMAL研究から
研究の背景:2型炎症に効くバイオ、患者に休薬を相談されたら?
喘息に使われる生物学的製剤(biologics:バイオ)は、全部で5剤ある(表)。作用機序としては、IgE、IL-5、IL-4/13、抗胸腺間質性リンパ球新生因子(TSLP)などのいわゆる2型炎症のサイトカインを阻害するものである。それぞれ得意分野のようなものがあって、併存症に適応疾患がある場合は優先的にその製剤を選択するといった使用法が多い。とはいえ、2型炎症に対しては「割とどの製剤も効く」というのも事実である。
表. 喘息に適応のある生物学的製剤

(Respir Med 2023; 218: 107414を基に倉原優氏作成)
バイオを処方していると、患者から「ものすごく調子がいいから、そろそろ終わりにできないでしょうか」と相談されることがある。重症の2型炎症の患者ほどスーパーレスポンダーになりやすいが、増悪で苦しんでいた姿を思い返すと、いきなりゼロにするというのは勇気が要る。
その落としどころとして、投与間隔を延長するという手法があるが、果たして妥当だろうか。この命題を検証したOPTIMAL研究の結果がデンマークから発表されたので、紹介したい(Eur Respir J 2024年6月6日オンライン版)。
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倉原 優 (くらはら ゆう)
国立病院機構近畿中央呼吸器センター内科医師。2006年、滋賀医科大学卒業。洛和会音羽病院での初期研修を修了後、2008年から現職。日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本感染症学会感染症専門医、インフェクションコントロールドクター、音楽療法士。自身のブログで論文の和訳やエッセイを執筆(ブログ「呼吸器内科医」)。著書に『呼吸器の薬の考え方、使い方』、『COPDの教科書』、『気管支喘息バイブル』、『ねころんで読める呼吸』シリーズ、『本当にあった医学論文』シリーズ、『ポケット呼吸器診療』(毎年改訂)など。









