2歳までおやつを控えよ―英・砂糖配給時代からの警鐘
乳児期に砂糖摂取を制限された人は将来CVDを発症しにくい
研究の背景:DOHaD仮説は半ば常識、乳児期の栄養は?
以前に「"小さく産んで大きく育てる"の概念は、その児に将来的に生活習慣病をもたらしやすくする」ことをご紹介した(関連記事「糖尿病には最悪!『小さく産んで大きく育てる』)。DOHaD(Developmental Origin of Health and Disease)仮説は既に広く受け入れられるようになり、胎児期の母児のありようが、児の出生後の健康や疾病に影響を与えうることは半ば常識的である。
そんな中、出生後2歳まで(受精から1,000日間)の砂糖の摂取が児の成人後の健康や疾病に影響を与えうることがBMJに報告された(BMJ 2025; 391: e083890)。そう、胎児期だけではなく乳児期の栄養状態も大切なようなのである。むずかる赤ちゃんに甘いジュースを飲ませてあやす親御さんもいるように見受けるが、そうした現代の幼児食育に対する警鐘であると考え、ご紹介したい。
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山田 悟(やまだ さとる)
1994年、慶應義塾大学医学部を卒業し、同大学内科学教室に入局。東京都済生会中央病院などの勤務を経て、2002年から北里研究所病院で勤務。 現在、同院糖尿病センター長。診療に従事する傍ら、2型糖尿病についての臨床研究や1型糖尿病の動物実験を進める。日本糖尿病学会の糖尿病専門医および指導医
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