パートナーは経口PCSK9阻害薬で決まり?!
CORALeef AddOn試験の衝撃
研究の背景:LDL-C 55mg/dL時代に向けて求められるスタチン「+α」
欧米の脂質治療ガイドラインが最近更新され、二次(再発)予防におけるLDLコレステロール(LDL-C)治療目標が55mg/dLに変わりつつあることと、それを支持するランダム化比較試験(RCT)の論文についてご紹介した(関連記事「『LDL-C 55mg/dL未満』時代の到来」)。
その際、私のコメントとして、脂質低下療法についてのhow and in whomの問題は残るとさせていただいた。すなわち、スタチン単剤なのか併用なのか、併用するとすればエゼチミブなのかベムペド酸なのか経口PCSK9阻害薬なのかといった問題は残っていたのである。
このたび、スタチンに上乗せする脂質低下薬としての治療効果を複数の薬剤間で比較するCORALeef AddOn試験が報告された(J Am Coll Cardiol 2026; 88: 340-352)。この試験で、最善のLDL-C低下作用を示したのが経口PCSK9阻害薬enlicitideであった。ことによると、スタチンへの併用薬として何が良いかを方向付ける試験かもしれないと考えご紹介したい(LDL-C低下作用を示しただけであり、心血管アウトカム試験ではないので、完全なる決定打にはならないのではあるが…)。
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山田 悟(やまだ さとる)
1994年、慶應義塾大学医学部を卒業し、同大学内科学教室に入局。東京都済生会中央病院などの勤務を経て、2002年から北里研究所病院で勤務。 現在、同院糖尿病センター長。診療に従事する傍ら、2型糖尿病についての臨床研究や1型糖尿病の動物実験を進める。日本糖尿病学会の糖尿病専門医および指導医
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