7時のニュースのトップを飾った臨床試験

安定狭心症は本当に「安定」している?COURAGE試験の長期追跡結果

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研究の背景:オリジナルのCOURAGE試験の背景とインパクト

  心不全でのDIG試験(N Engl J Med 1997),不整脈でのCAST試験(N Engl J Med 1989 )やAFFIRM試験(N Engl J Med 2002)など,循環器内科には数々の「常識」を覆してきた臨床試験が存在する。しかし,その中でもCOURAGE試験(N Engl J Med 2007)は破格のインパクトを持っていた。なにしろ発表された当日,米国では夜7時のニュースのトップで取り上げられたくらいだ。これを日本でのイメージに置き換えるとイラストの様な感じだろうか?

香坂 俊(こうさか しゅん)

香坂 俊

慶應義塾大学 内科学(第一三共心血管炎症学講座) 特任講師,東京大学 公衆衛生学 (医療品質評価学講座) 准教授。 1997年に慶應義塾大学医学部を卒業。1999年より渡米,St Luke's-Roosevelt Hospital Center にて Resident と Chief Resident,Baylor College of Medicine Texas Heart Institute にて Fellow と Chief Fellow。その後,2008年まで Columbia University Presbyterian Hospital Center にて循環器内科スタッフとして勤務。
帰国した後は,循環器病棟での勤務の傍ら主に急性期疾患の管理についてテキストを執筆〔「極論で語る循環器内科 第二版 」(丸善),「もしも心電図が小学校の必修科目だったら」(医学書院),「急性期循環器診療」(MEDSI)〕。2012年からは循環器領域での大規模レジストリデータの解析を主眼とした臨床研究系大学院コースを設置 (院生や研究生は随時募集中)。

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