世界最新の大腸がんレビュー
Lancet(2019; 394: 1467-1480)の2019年10月19日号のセミナーが大腸がんでした。2019年5月に小生、上行結腸がんの手術を受けたばかりでしたので、今回は興味津々で読みました。最重要点は以下の17点です。
- 便ヒトHb検査は大腸がん死亡を22%減らす。CEA高値は予後不良
- 50歳以上は毎年便潜血検査を(推奨度A)!便周囲でなく便内血液に注意
- 大腸がんリスクは喫煙、アルコール、座業、肥満、赤い肉、加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコン、ハンバーガー)!
- 右大腸がんは左と分子学的に異なりMSI-H、RAS変異、BRAF変異多く予後不良
- MSI-H、dMMRの大腸がんで免疫チェックポイント阻害薬(ニボルマブなど)が極めて有効
- 右大腸がんでRAS変異(+)or BRAF変異(+)で抗EGFR抗体薬(セツキシマブ、パニツムマブ)無効!
- 遺伝性大腸がんは12~35%。Lynch症候群は1、2年ごとの大腸カメラを20歳から25年継続せよ
- 大腸がんは異常陰窩巣→ポリープ→大腸がん。NBI内視鏡で血管・粘膜構造観察
- 大腸がんは管状腺腫のがん化経路、鋸歯状腺腫/ポリープのがん化経路もあり
- T1(粘膜下層)までは内視鏡切除
- 手術は腹腔鏡視下complete mesocolic excision、total mesorectal excision
- 直腸がんは化学放射線療法(フルオロピリミジン併用)で完全寛解することあり
- 肝転移にラジオ波/マイクロ波焼灼、定位放射線治療。腹膜転移も治療法出現
- 転位がんにフルオロピリミジン、オキサリプラチン、イリノテカンも使用
- 大腸がんの血管新生抑制に抗VEGF抗体(ベバシズマブ、アフリベルセプト、ラムシルマブ)
- 化学療法無効時、新薬レゴラフェニブ、TAS102(トリフルリジン+チピラシル配合剤)使用も
- 手術不能がんに化学療法が奏効し手術移行することをconversion therapyという
全文を読むにはログインが必要です
ログインして全文を読む
無料でいますぐ
会員登録を行う
- ご利用無料、14.5万人の医師が利用
- 医学・医療の最新ニュースを毎日お届け
- ギフト券に交換可能なポイントプログラム
- 独自の特集・連載、学会レポートなど充実のコンテンツ
\ 60秒でかんたん登録 /
会員登録
仲田 和正(なかた かずまさ)
西伊豆健育会病院病院長。1978年に自治医科大学卒業、静岡県立中央病院(現静岡県立総合病院)全科ローテート研修、1980年に浜松医科大学麻酔科研修(4~9月)、静岡県国民健康保険佐久間病院外科・整形外科。1984年に自治医科大学整形外科、大学院、1988年に静岡県島田市民病院整形外科、1991年に静岡県西伊豆病院整形外科。
.jpg)









