暴走する「膝OA自由診療」にお手上げ アカデミア発の学術情報が社会に届かない 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 研究の背景:美容整形を凌ぐ勢いの「膝OA再生医療」 民間医療レベルの自由診療が世間に蔓延している。柔道整復師(柔整)などの医療類似機関のみならず、医師免許を持っている医療者による自由診療クリニックが市中に林立している。特に最近は、「変形性膝関節症(膝OA)の再生医療」を謳った自由診療クリニックが、元総理大臣の息子、元力士、歌舞伎俳優などを使った派手なテレビCMを展開し、美容整形を凌ぐ勢いである。今年(2023年)の第96回日本整形外科学会のスポンサードセミナーにおいても、OAに関する講演のほとんどは、多血小板血漿(platelet-rich plasma;PRP)や幹細胞の再生医療企業の共催であった。 今回紹介するのは、OAのトップジャーナルであるOsteoarthritis CartilageのチーフエディターであるDavid J. Hunter氏らがNature Reviews Rheumatologyに投稿した論説(Nat Rev Rheumatol 2023; 19: 464-465)で、「膝OAに関するアカデミアの研究成果が患者や社会に届いていない」という嘆き節である。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×