ImmunoCapを活用して食物アレルギーの診断精度を上げよう!
研究の背景:IgE抗体検査による食物アレルギー診断、精度は?
一般診療において、食物アレルギーの相談を受ける機会は多いのではないか。食物を摂食した際に起こる症状の誘発が食物に起因する特異的免疫グロブリンE(IgE)抗体が引き起こす、いわゆるⅠ型アレルギーによる反応かどうかを見極めていくわけであるが、皆さんはどのようにされているだろうか。
食物アレルギーの基本的かつ最も有効な治療は、原因食物を同定し回避することである。食物アレルギーは、IgEによる免疫学的機序とIgEが関わらない非免疫学的機序の過敏反応(不耐症)に大別される。IgEが関与するいわゆるⅠ型(即時型)食物アレルギーの診断は、詳細な問診、血液検査(アレルゲン特異的IgE抗体検査)、皮膚テスト(プリックテスト、皮内テスト)、食物経口負荷試験によって行われる(図)。
図. 食物アレルギーの診断フロー

一般診療において、皮膚テストや食物経口負荷試験はハードルが高いため、詳細な問診とアレルゲン特異的IgE抗体検査で原因食物を推定することになるが、やはり摂食回避指導を行う以上できる限り正確に判断したい。その問題を解決するために、このアレルゲン特異的IgE抗体検査はIgE依存性食物アレルギーを診断する上で、どの程度の診断精度があるかについてSystematic reviewおよびMeta-analysesを行った論文(Allergy. 2024; 79: 324-52)をご紹介したい。
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関谷 潔史(せきや きよし)
国立病院機構相模原病院アレルギー・呼吸器科部長。2001年東邦大学医学部卒業。同大学大森病院呼吸器内科、労働者福祉健康機構東京労災病院呼吸器内科などの勤務を経て、2006年から国立病院機構相模原病院アレルギー・呼吸器科ならびに臨床研究センターで勤務。日本アレルギー学会専門医・指導医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医・指導医。
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