ドクターズアイ 橋本洋一郎(脳卒中)

24時間超の抗血小板薬2剤併用は有効か

軽症脳梗塞、高リスクTIAにおける開始時期

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研究の背景:DAPT開始の最適な時期は依然、不明

 軽症脳梗塞または高リスクの一過性脳虚血発作(TIA)には、24時間以内の抗血小板薬2剤併用療法(dual antiplatelet therapy:DAPT)が推奨されている。しかし、DAPT開始の最適な時期は依然として不明である。

 今回は、2011年1月~23年4月に実施された韓国の脳卒中センター20施設を対象とした前向き多施設コホート研究CRCS-K-NIHの結果を紹介する(Stroke 2026年1月2日オンライン版)。

 対象は、症状発現後7日以内に受診した軽症非心原性脳梗塞(NIHSSスコア5点以下)または高リスクTIA(MRI拡散強調画像で急性虚血病変が認められる、または症状のある頭蓋内動脈狭窄/閉塞)の患者。なお、高リスクの心原性塞栓症患者、急性再灌流療法(静脈内血栓溶解療法または血管内血栓除去術)を受けている患者、アスピリンまたはクロピドグレル以外の抗血小板薬/抗凝固療法を受けている患者は除外されている。

橋本 洋一郎(はしもと よういちろう)

済生会熊本病院脳卒中センター特別顧問

1981年鹿児島大学医学部卒・熊本大学第一内科入局、1984年国立循環器病センター、1987年熊大第一内科、1993年熊本市民病院神経内科、2022年より現職。専門は脳梗塞、頭痛、禁煙支援、リハビリテーション、医療連携。急性期病院の医師として脳卒中診療ネットワーク構築の中で多彩な活動を行っている。日本脳卒中学会名誉会員、日本頭痛学会・日本禁煙学会の理事。

橋本 洋一郎
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