鉄欠乏下のたばこ曝露で気腫性病変が増悪
鉄代謝と喫煙感受性の関連を示唆
2018年06月20日 06:25
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)は喫煙感受性の高い喫煙者で発症リスクが高いことが知られているため、同疾患の予防、治療には喫煙感受性に着目したアプローチが有効となりうる。山形大学内科学第一講座の佐藤建人氏は、マウスやヒトの細胞を用いて、鉄代謝と喫煙感受性の関連性を検討したところ、鉄欠乏状態におけるたばこ曝露が気腫性病変を増悪させることが示唆されたと、第58回日本呼吸器学会(4月27~29日)で報告した。〔読み解くためのキーワード:喫煙感受性〕