コロナ治療薬候補ナファモスタットの開発が中止に

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 第一三共は本日(6月15日)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬候補であったナファモスタット吸入製剤の開発を中止したと発表した(関連記事「COVID-19治療薬ナファモスタット吸入剤の第Ⅰ相が開始」)。

 同薬は、ナファモスタットメシル酸塩を吸入製剤化した薬剤であり、COVID-19の原因ウイルスにおける外膜と感染細胞における細胞膜との融合を阻害することによる治療効果が期待できるとして、2021年3月に第Ⅰ相臨床試験が開始された。

 しかし、実施中の非臨床試験および第Ⅰ相臨床試験の状況を検討した結果、開発の中止が決定されたという。

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