今年(2016年)4月、日本肥満学会から「肥満症診療ガイドライン2016」が発刊された。同ガイドラインの従来指針からの大きな変更点は、「高度肥満」「高度肥満症」のカテゴリーが新設されたことだ(関連記事1,関連記事2)。第37回日本肥満学会(10月7~8日)では同ガイドラインの骨子が紹介されるとともに、今後の課題として肥満症治療薬の開発が議論された。薬物療法は、特に高度肥満症の治療において重要な選択肢になるという。