物質使用障害の新選択「ハーム・リダクション」
「ダメ。ゼッタイ。」を見直す新たなアプローチ
「ダメ。ゼッタイ。」のスローガンに代表される日本の薬物乱用防止政策は新規薬物使用の抑制に貢献してきたかもしれない。その一方で、薬物の厳罰政策は物質使用障害を有する人へのスティグマを増強し、医療機関へのアクセスを困難にしたり、社会的孤立を深めたりするリスクをはらむ。物質使用障害への新たなアプローチとして、必ずしも薬物使用を制限することなく、健康や社会的な害(ハーム)を低減させようという「ハーム・リダクション」(HR)が日本でも注目され始めている。しかし、その理念や実践が正しく理解されているとは言い難い。第118回日本精神神経学会(6月16~18日)では、日本におけるHR普及の可能性について検討するシンポジウムが開かれた。薬物規制政策の歴史を振り返り、世界でHRが浸透した経緯や各国での実践例について概説した、平岸病院(北海道)副理事長の齋藤利和氏の講演を紹介する(関連記事『「薬物依存=病気」に目を向けるべき』)。
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