【キーワード】MTP阻害薬

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 MTP(ミクロソームトリグリセライド転送蛋白)阻害薬とは、肝臓と小腸でアポリポ蛋白B(apoB)を含むリポ蛋白(VLDL、カイロミクロン)の合成と分泌に関わるMTPを選択的に阻害し、VLDL産生とLDL合成を抑制してLDLコレステロールを低下させる新規の経口薬。欧米では家族性高コレステロール血症ホモ接合体(HoFH)の適応で、MTP阻害薬が既に使用されている。副作用として、下痢をはじめとする消化器症状や肝機能障害などの報告がある。HoFH患者ではLDL受容体が欠如しているため、LDL受容体を介してLDLを低下させるスタチンなどでは、十分な効果が得られない。

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