<第11回>高齢者によく見られる浮腫をどう診るか
83歳女性:
高血圧で長年、降圧薬(カルシウム拮抗薬)を内服中。軽度の認知機能低下があるが、経口摂取が可能で栄養状態は良好である。最近、両側の足背に浮腫があり、定期受診時に診察に付き添ってきた娘さんに「先生、母のむくみは大丈夫でしょうか」と尋ねられた・・・
難渋することの多い高齢者の浮腫
高齢者では、本人や家族から"むくみ"を相談されたり、浮腫を認めたりすることが少なくありません。特に、認知機能やADLが低下した"臨床的な高齢者"(関連記事)では軽度の浮腫を含めれば多くの方に浮腫が認められ、そのマネジメントに難渋することがあります。今回は"臨床的な高齢者"の浮腫をどう診るかについて考えます。
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木村 琢磨(きむら・たくま)
北里大学医学部総合診療医学・地域総合医療学准教授,北里大学東病院 在宅・緩和支援センター長。
長野県生まれ。東邦大学医学部卒業,国立東京第二病院(現国立病院機構東京医療センター)で初期研修,国立病院東京医療センター総合診療科で後期研修,国立病院機構東埼玉病院総合診療科などを経て現職。
高齢者の臨床は「さまざまな症候・疾患への対応」「専門診療科への適切なコンサルテーション」「家族」「地域」を念頭に置く,「多職種との恊働」「継続性」を踏まえるなど総合診療医の持ち味を生かせる,やりがいのある領域であると考えています。本連載では,高齢者の臨床について横断的に考えていきたいと思っておりますので,先生方からの忌憚ないご意見をお待ちしております。









