日本でも脳梗塞患者でsmoker' s paradoxを否定

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研究の背景:喫煙状況と急性虚血性脳卒中後の臨床アウトカムとの関連を検討

 喫煙は脳卒中の確立された危険因子であるが、脳卒中発症前の喫煙状況が急性虚血性脳卒中の臨床アウトカムに影響を及ぼすかどうかは不明であった。脳梗塞急性期の血栓溶解療法に関しては、非喫煙者と比べ喫煙者の方が予後良好であるとの報告が幾つかなされており、"smoker's paradox""smoking paradox""smoking-thrombolysis paradox""paradoxical association"などと呼ばれてきた。本当にこのような"paradox"があるのだろうか。

 今回、喫煙状況と急性虚血性脳卒中後の臨床アウトカムとの関連を解明することを目的に研究が行われた(Stroke 2020; 51: 846-852)。

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