脳梗塞再発予防のための薬物療法を展望する 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 研究の背景:推奨療法で虚血性脳卒中後の心血管リスクは軽減できない 軽症の急性虚血性脳卒中または一過性虚血発作(TIA)発症後、心血管リスクは推奨される長期の抗血小板療法では軽減できないほど高くなる。現在利用可能な治療法を用いても、虚血性脳卒中後に生活習慣を改善しても脳卒中再発や心血管疾患の生涯リスクは残存し、1年当たりの脳卒中の再発率は2.5〜4.0%、脳卒中によらない血管死率は2.1%、非致死的心筋梗塞の発症率は0.9%と報告されている。 最近JAMA Neurol(2020年7月27日オンライン版)に掲載された「非心原性脳梗塞再発予防のための薬物療法の展望」と題する論文では、過去5年間(2015年1月1日〜20年3月22日)に発表されMEDLINEに登録された脳卒中再発予防の臨床試験または臨床試験プロトコルについてシステマチックレビューを行っている。今回、この論文からわが国の脳梗塞再発予防のための薬物療法の現状と展望について考えてみたい。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×