COPD増悪には固定用量か、個別化用量か
全身性ステロイドの投与法
前回は新型コロナ感染症(COVID-19)における全身性ステロイドについて取り上げたが(関連記事「新型コロナで二大ステロイド対決」)、今回は慢性閉塞性肺疾患(COPD)増悪に対する新たなエビデンスを紹介したい。
研究の背景:GOLDガイドラインは固定用量での推奨
COPDの国際的診療指針であるGOLDガイドラインでは、「プレドニゾロン40mg/日を5日間」が増悪時の治療として推奨されている。全身性ステロイドの種類はプレドニゾロンに限らなくてもよく、現場ではメチルプレドニゾロンやベタメタゾンなどもよく用いられている印象がある。
呼吸器内科医における全身性ステロイドの用法・用量は、半ば我流になっている部分もあるが、体重も背景も異なるのに固定用量というのは解せないという意見は理解できる。
今回紹介するのは、プレドニゾロン40mg/日と、個別化用量のいずれかに割り付けたランダム化比較試験(RCT)である(Chest 2021年5月20日オンライン版)。
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倉原 優 (くらはら ゆう)
国立病院機構近畿中央呼吸器センター内科医師。2006年、滋賀医科大学卒業。洛和会音羽病院での初期研修を修了後、2008年から現職。日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本感染症学会感染症専門医、インフェクションコントロールドクター、音楽療法士。自身のブログで論文の和訳やエッセイを執筆(ブログ「呼吸器内科医」)。著書に『呼吸器の薬の考え方、使い方』、『COPDの教科書』、『気管支喘息バイブル』、『ねころんで読める呼吸』シリーズ、『本当にあった医学論文』シリーズ、『ポケット呼吸器診療』(毎年改訂)など。










