舞台医学会コラボ連載

舞台医学×整形外科でバレエ公演に貢献

札幌医科大学 整形外科学講座 講師 村橋 靖崇

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ
〔編集部から〕バレエダンサーの足部障害、音楽家の上肢障害やジストニア、オペラ歌手の声帯炎――。舞台芸術の現場には、特殊な医学的課題が潜んでいます。本連載では、第一線で活躍する医師たちが、舞台医学(Stage Medicine)の奥深い世界と実際の症例を通じて、この新しい医療分野の魅力はもちろん、日常診療に役立つヒントをお届けします。

背景:連携事業として医療支援を担当

 舞台芸術の世界では、ダンサーや俳優、音楽家などの芸術家が高度な身体能力と表現力をもって舞台に立っている。観客が目にするのは完成されたパフォーマンスであるが、その裏には限界まで自らを追い込む努力と大きな身体的・精神的負担が伴っている。舞台芸術の現場を医療の立場から支えるのが「ステージドクター」であり、近年その職能は「Performing Arts Medicine」として注目されている。

 2024年および2025年、札幌文化芸術劇場hitaruにおいて新国立劇場バレエ団の公演が開催された。本公演は、日本舞台医学会との連携事業として札幌医科大学整形外科が中心となって医療支援を担当し、舞台芸術の現場における医療体制の構築に取り組んだ。

https://www.stagemedicine.jp/index.html

舞台医学は、舞台上で行われる芸術、すなわち、演劇、音楽、舞踊などさまざまな舞台芸術の医学的対応を行う学術的、実践的分野・領域。日本舞台医学会は、舞台芸術の医学への応用に関する諸活動を推進し、医学および舞台芸術文化の発展に寄与することを目的として、研究会から発展する形で2023年10月に設立された。

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