ドクターズアイ 橋本洋一郎(脳卒中)

来年承認?次世代の経口FXIa阻害薬asundexian

非心原性脳梗塞再発予防を検討、OCEANIC-STROKE試験

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研究の背景:2剤併用または単剤による抗血小板療法にasundexianを上乗せ

 非心原性脳梗塞または一過性脳虚血発作(TIA)の患者は、治療の進歩にもかかわらず脳梗塞再発のリスクが高い。また凝固第Ⅺ因子レベルの低下は、脳梗塞の発症リスク低下と関連することが報告されている。

 こうした背景の下、非心原性脳梗塞〔米国立衛生研究所脳卒中スケール(NIHSS)15点以下〕または高リスクTIA(ABCD2スコア6点以上)の発症後72時間以内の患者を対象に、第Ⅲ相二重盲検イベント駆動型OCEANIC-STROKE試験が、わが国を含む37カ国702施設で実施された(N Engl J Med 2026; 394: 1467-1479)。同試験では、予定されている2剤併用または単剤による抗血小板療法に加えて、活性化凝固第Ⅺ因子(FⅪa)を阻害するasundexian(1日1回50mgを投与)またはプラセボを併用する群にランダムに割り付けた。なお、静脈内血栓溶解療法または機械的血栓回収療法を受けた患者については、治療から少なくとも24時間が経過している場合に限り、ランダム化の対象とした。

 追跡期間中央値は567日(四分位範囲377~729日)であった。

※Oral Factor Eleven A Inhibitor Asundexian as Novel Antithrombotic Stroke

橋本 洋一郎(はしもと よういちろう)

済生会熊本病院脳卒中センター特別顧問

1981年鹿児島大学医学部卒・熊本大学第一内科入局、1984年国立循環器病センター、1987年熊大第一内科、1993年熊本市民病院神経内科、2022年より現職。専門は脳梗塞、頭痛、禁煙支援、リハビリテーション、医療連携。急性期病院の医師として脳卒中診療ネットワーク構築の中で多彩な活動を行っている。日本脳卒中学会名誉会員、日本頭痛学会・日本禁煙学会の理事。

橋本 洋一郎
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