花粉関連食物アレルギー症候群を併発した春季カタルの2例
10歳代女性と8歳女児
春季カタルは、結膜の増殖性変化を伴うアレルギー性結膜疾患で、即時型アレルギー反応に関連する2型炎症を主病態とする。日本での有病率は1.2%と推定され、5~10歳男児に好発し代表的な抗原はダニや花粉だが、多様な抗原が発症に関与するため詳細な機序は明らかでない。一方、花粉関連食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome;PFAS)は、花粉と果物・野菜の交差抗原性により口腔や咽頭にアレルギー症状を呈する病態で、アナフィラキシーに進展する重症例も見られる。日本大学視覚科学系眼科学分野の井上芽紅氏は、TETRA ACADEMIC CONGRESS IN YOKOHAMA 2026(7月31日~8月2日)で、PFASを併発した春季カタルの10歳代女性と8歳女児の2症例を紹介した。(関連記事「花粉−食物アレルギー症候群の診療ポイント」)
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