脳卒中の新薬tenecteplase、日本人でも有効
T-FLAVOR試験でアルテプラーゼへの優越性示す
研究の背景:脳卒中に対するtenecteplaseの使用は世界的に増加傾向に
アルテプラーゼの遺伝子改変型であるtenecteplase(国内未承認)は、フィブリン特異性が高く、血漿半減期が長く、プラスミノゲンアクチベーターインヒビター(PAI-1)に対する耐性も高いことが示されている。tenecteplaseの標準用量(0.25mg/kg)は、アルテプラーゼの標準用量(0.9mg/kg)よりも再開通率が高く、出血性合併症の増加を伴わずに、臨床転帰も優れることが示されている。単回静脈内投与や簡便なワークフローといった利点により、脳卒中治療におけるtenecteplaseの使用は世界的に増加傾向にある。
脳卒中患者において、標準用量tenecteplase(0.25mg/kg、最大25mgのボーラス投与)は、低用量アルテプラーゼ(0.6mg/kg、最大60mg:0.06mg/kgのボーラス投与後、残りを60分かけて投与)に対し、より高い有効性かつ同等の安全性を示すのか。これを検証する目的で、国内初となるtenecteplaseに対する医師主導型臨床試験T-FLAVORが行われた(JAMA Neurol 2026年6月1日オンライン版)。
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