メニューを開く 検索

トップ »  医療ニュース »  2022年 »  学会レポート »  転換期を迎えた消化器がん検診を見直す契機に

第30回 日本消化器関連学会週間(JDDW 2022)

学会長インタビュー

転換期を迎えた消化器がん検診を見直す契機に


丹羽 康正氏

第60回 日本消化器がん検診学会大会 会長
愛知県がんセンター 総長

2022年09月15日 12:00

254名の医師が参考になったと回答 

 高齢化率の上昇と食生活や環境の変化に伴う疾病構造の変容、コロナ禍がもたらした検診受診者数の減少など、消化器がん検診をめぐる状況は変貌してきており、消化器がん検診は転換期を迎えています。今こそ正しい視点で見直す必要があることから、「次世代の消化器がん検診を求めて」をテーマとしました。

 主題として、上部消化管は「精度の高い胃がん検診への取り組み」、下部消化管は「死亡者数の減少を目指した大腸がん検診」を掲げていますが、特に重点を置いたのは罹患者数の増加が著しい大腸がんです。招待講演はカナダのLinda Rabeneck先生を迎え、海外の大腸がんスクリーニングについて、便潜血検査の利点を中心にお話しいただく予定です。特別講演では、愛知県がんセンター研究所の田口歩先生に、現在開発が進められている血液を用いた大腸がんスクリーニングを紹介していただきます。なお、胆・膵がんに関しては超音波スクリーニングをテーマにしたスポンサードイベントを2つ用意し、プログラムの充実を図りました。

 昨年同様ハイブリッド形式での開催となりますが、事情の許す方はぜひ現地に足をお運びいただき、久しぶりに学会の活気を感じていただければと思います。もちろん、知識の吸収はWebでも可能ですので、参加方法を問わず、皆さんが30周年の節目となるJDDW 2022を学びの場として最大限活用されることを期待しています。

無料でいますぐ会員登録を行う

【医師限定】

初回登録で500円分のポイントをもれなく進呈!

(5月末迄/過去ご登録のある方を除く)

  • ・ ご利用無料、14.5万人の医師が利用
  • ・ 医学・医療の最新ニュースを毎日お届け
  • ・ ギフト券に交換可能なポイントプログラム
  • ・ 独自の特集・連載、学会レポートなど充実のコンテンツ

ワンクリックアンケート

円安水準を更新。円安で何を思う?

トップ »  医療ニュース »  2022年 »  学会レポート »  転換期を迎えた消化器がん検診を見直す契機に